社長の名は 編集部より
そう感じたことのない人は、ほとんどいないのではないでしょうか。家族のこと、自分のこと、仕事のこと…。どれだけ頑張っても、未来に対する“安心”は、なかなか手に入りません。今回ご紹介するのは、「お金の不安を減らす仕組みをつくりたい」と立ち上がった社長の物語です。
株式会社ベター・プレイス 代表取締役社長、森本 新士さん。誰よりも“安定”を求め、保険営業で全国一位の成績をあげた彼が、ある日、年子の弟から「自己破産する」と告げられました。
「真面目に働いているのに、不安だらけなのは、おかしい」そう感じた彼は、すべてを失いながらも、もう一度立ち上がります。そして今「はぐくみ企業年金」を立ち上げました。
社会の安心を目指して
「“安心”は、真面目に働けば手に入る」そう信じていた彼も、ある日、崩れ落ちた。弟からの電話。「兄貴、自己破産するしかないんだ」と。「何のために頑張ってきたんだろう」と自問しながらも、彼は逃げなかった。社員8万人の未来を支える制度をつくった男の、再起と執念のストーリーをご紹介。
森本氏は、お客様に「将来の安心が一番大事」と伝えて、保険代理店の営業をしていました。全国一位の営業成績をあげて、年収も1,000万円を超えて、「これで家族も、自分も安心だ」と思った日もあると言います。
でも、そんなある日、弟から電話がかかってきました。「兄貴…俺、自己破産するしかないんだ」声が震えていて、今にも泣き出しそうでした。
彼が中学1年生の夏休み。シングルマザー家庭で育った彼は、年子の弟と、父の家に“遊び”に行ったが、父の家に行くと、母は二度と迎えに来ませんでした。「あ、俺たち、捨てられたんだな」そう気づきました。
「こいつだけは、絶対に俺が守る」と決めたはずだったのに、守れなかった自分を責めました。
「何のために働いてきたんだろう」弟が必死で生きている姿を見て、「真面目に働いているのに、不安だらけって、おかしいだろ」と思いました。
「お金の不安が減る仕組みを、俺が作るしかない」と思いました。資産運用会社を立ち上げましたが、うまくいかず、責任を問われ、追い出されました。家族も、貯金も、すべてを失いました。
それでも私は止まりませんでした。「弟も、必死に前を向いているんだから、俺もやるしかない」そう思って、もう一度挑戦しました。
それが、「はぐくみ企業年金」です。誰でも、安心して将来に備えられるように。今では、3,000社、80,000人がこの仕組みを利用しています。
「これ、兄貴が作った制度なんだ」弟が誇らしそうに同僚に話していると聞いて、私は思いました。「やっと約束を果たせた」って。
社長の名は 編集部より
不安を抱える誰かのために、立ち上がることの尊さを教えてくれる話でした。「仕組みで守る」という挑戦が、その証明でした。
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