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【挑戦】失敗を肯定する文化をつくる

「果敢にチャレンジできる人材が欲しい」と企業の募集要項に、よく書いてあります。しかし実際社会人になると、失敗した時に「なんでこんなことしたんだ?」と怒られる人を沢山見てきました。その時、私は、いつも強い疑問を感じていました。

全ての失敗は挑戦から生まれるのに、失敗を否定すると挑戦すらできなくなるのでは?

でも、同時に私は「失敗が良い事だ」という価値観が当たり前になれば、自然と挑戦する人も増えるのではないかと思うようになりました。

そして様々なタイミングが重なり始めたのが、このTikTokアカウント「社長の名は」です。
今回は、「社長の名は」ができるまでのストーリーと、今後のビジョンについてお伝えしたいと思います。

はじめまして、社長の名は の窪井です

初めまして「社長の名は」の事業責任者の、窪井耕と申します。現在「社長の名は」の、事業責任者として、取材や動画制作、ナレーション等を担当させていただいております。

2022年4月に立ち上がった「社長の名は」ですが、現在約50人の社長の皆様に取材をさせて頂き、また、TikTokの合計再生回数も900万回を超えております。

「社長の名は」の成り立ちをお伝えするに当たり、まず、私の幼少期のお話をさせてください。

なんで大人は「型」にはめてくるのかな?と思っていた幼少期

私は、1993年に山口県で生まれ、教員の両親に育てられました。そして、生まれた瞬間から高校生まで周囲の大人に「先生の子供だから真面目で良い子だね」と言われ、「自分は先生の子供なんだろうか?」とひたすら自問自答していました。でも、どれだけ考えても自分の答えは1つでした。

「自分は先生の子供でもなく、一人の人間でしかない」

そんな幼少期が原点となり、「社会の常識は、本当なんだろうか?」と考える事が癖づいていきました。

たった一人、丸刈りで飛び込み営業を開始した社会人1年目

そんな私は、地元の大学を卒業後、テレビ局に入社し、CMの営業マンとして社会人デビューをはたします。営業マンは「短髪で飛び込み営業をするものだ」と思っていたので、入社直後、頭を丸め丸刈りの状態で、ひたすら飛び込み営業を開始しました。

でも、いくら短髪とはいえ、坊主にする営業マンは周囲にはおらず、さらに、私の勤めていたテレビ局に飛び込み営業の文化はなかったのですが、当時の上司が私のやりたいように働かせてくれました。本当に感謝しています。

大人になる程に知った「挑戦の難しさ」

テレビ局の営業は、非常に幅広い業界のお客様と仕事をします。広告代理店から製造業、小売業、飲食業、行政など、CMをしたいという要望を持つ方々と会話をする日常だったのですが、こんな言葉をどこでも聞くようになります。

「新しい事しないといけないよね」
山口県は高齢化率が高く、多くの市場が縮小する未来も見えているし、若者も県外へ流出してしまうという現実もあったのでとても納得できたのですが、同時にこう思うようになりました。

「だとしたら、新しい事をやったら良いのでは?」
でも、新しい事ができない現実も、知るようになりました。

失敗の恐れが、挑戦を妨げる

人材不足・社内の同意が得られない・知識がない、など、挑戦できない環境がある事を知りました。でも、取引先の皆さんと話せば話すほど、一定の仮説が見えてきました。

「失敗を恐れるから、新しい事へも挑戦できないのでは?」
私も実際、挑戦し、失敗し上司に怒られた事はたくさんありました。また、怒られている同僚も沢山見てきました。それでも、坊主で飛び込み営業をさせてくれたり、その後出会う上司も、自分の失敗を次に活かす糧となるように励ましてくれ、次第にこう思うようになりました。

「失敗を肯定できる環境があれば、挑戦する人も増えるのでは?」
その思いが「社長の名は」の誕生へと繋がっていきます。

テレビ局を退職。そして始めた、TikTok

挑戦する人を増やしたいと思うと同時に、「自分も何かに挑戦をしたい」という想いが強まっていき、テレビ局を退職し、ベンチャー企業へ転職。さらに「自分も何かに挑戦をしたい」という想いを発信するためにTikTokを開始しました。

全てを捨てて向かった東京で始めた「社長の名は」

想いを伝えるために開始したTikTokでは、約10ヶ月でフォロワー10万人、総再生回数も4,000万回を超えるアカウントに成長しました。そして、その想いをもっと多くの人に伝えるために、広い世界で勝負したいと、2022年4月に上京し「社長の名は」を開始しました。
28年間一度も山口県外で暮らした事は無く、それでも一回の人生だからと、車も家も解約する前に、上京しました。きちんと上京のご挨拶できなかった方、申し訳ございません。

「社長は先陣きって失敗をしている」と取材で気づいた

現在、約50人の社長の皆様に取材をさせて頂き、また、TikTokの合計再生回数も900万回を超えておりますが、社長に取材させて頂くほどに、気づく事がありました。

「社長は先陣を切って失敗をしている」

会社が生き残るために、会社の価値をより多くの人に届けるために、社長は先陣を切って挑戦し、失敗をしている存在だと知りました。そして驚いたのが、社長にとって失敗とは、とてもポジティブな言葉だったという事です。

「失敗がなければ、成功はない」
どの社長も「今があるのは、あの時の逆境があったから」と言われます。つまり、挑戦し失敗する事が成功に近づく道だと、捉えていると知りました。

皆が失敗をポジティブに捉え、社会の挑戦を増やしたい

「失敗を肯定できる環境があれば、挑戦する人も増えるのでは?」という思いが「社長の名前は」の立ち上げに繋がっていったのですが、現在視聴者の皆様からはこんな感想を頂く事があります。

「自分はどんだけ笑われても夢を叶える」
「大きな社長の皆さんも、苦労した過去があったのか」
「動画を見るとなぜか涙が流れてきます」

少しづつ、挑戦する人の励みになるアカウントに育って育っているのかなと思うと同時に、もっと精進しなければいけないと日々感じています。

失敗を肯定する文化を作る

「失敗を肯定する文化を作りたい」その想いから始まった「社長の名は」ですが、日々社長の皆様に取材するほどに「人の数だけ違った人生があるなぁ」と、毎日刺激を与えていただいております。
先日、岩手県まで取材にお伺いさせて頂いたのですが、直接お話しできたのもあり、生きる勇気を頂きました。
「社長の名は」は、社長の皆様無くしては成り立ちません。
挑戦に溢れる社長の皆様の人生や想いを社会に発信し、「失敗を肯定する文化」を作っていきます。今後とも「社長の名は」をよろしくお願いいたします。

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